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抗菌薬の乱用に注意

執筆者の写真: 3B Japan3B Japan

最近、長くRを愛用している方から、「風邪を引き、微熱が続いたので医者で抗生物質を貰って飲んだが、逆に胃が荒れて、体調を崩した!」との話を聞き、“愛用者の声”なども活用して、私なりに安易な抗生剤服用の危険をお伝えし、また抗生剤飲みたくないと言うRご愛用者が多い中、こんな行動を取ってしまう方が居る事にビックリしました。愛用者の方々への情報徹底不足に反省します。そんな矢先に読売新聞に抗菌薬の記事が掲載されました。この記事を活用して、“風邪には抗生物質”は避けなければならない行動であることをしっかり認識して頂きたいと思います。



読売新聞2018.8.18(金)掲載記事

今、世界では抗菌薬の乱用による耐性菌が増えて、乱用への警告と健康教育の重要性がWHOでの大きな課題になっているとのことです。

その様な状況下、抗菌剤市場の中で世界の四分の一を日本が占めています。所謂、抗菌薬天国です。その結果、耐性菌に対する耐性率77.9%と言う最低レベルの状況。“With no enteric negative coverage”(腸内グラム陰性菌には抗菌薬は効かない)などの広告もある米国は29.4%、“風邪や上気道炎(ウイルス感染)には抗菌薬は効かない。全ての抗菌薬は飲むべきではない。”の健康教育がなされているドイツでは9.5%で、日本の耐性率は突出しています。抗菌薬が効かない薬剤性耐性菌が世界的に拡大する中、この現状を変えなければ、耐性菌による死亡が今後日本では拡大する恐れがあります。

“風邪に抗菌薬”一般人の認識不足がこの記事からも伺えます。肺炎には抗菌薬治療が大切ですが一般の風邪や上気道炎には効果の無いことをしっかり知り、これらの病気には免疫力の上がる食事や休養などで対応するのが正しい行動と理解すべきです。是非、抗菌薬乱用に対する危険性を知り、今後の風邪対策に活用して下さい。



大澤から☛

風邪予防、解決には免疫力アップが重要です。免疫細胞の70%が腸管にあります。日頃から腸管の健康を心掛けて風邪になり難い身体を作り、風邪に掛かった時はいち早い腸管強化による免疫力アップを実行しましょう。


 
 
 

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