top of page
執筆者の写真3B Japan

コロナと共に生きる。

新型コロナウイルの問題が日本で浮上したのが1月、既に半年が経過します。感染症は過去の話と考えていた私達にとって、ウイルスにこれ程翻弄される社会になるとは年初めには想像も付かいないことでした。

感染症専門家や医療者が研究し検討する中、薬の無い今“手洗いの励行。人同士の接触を避ける。”以外、決定な解決法は無く、コロナとの戦いは長期戦、コロナとの共存の話になってきました。

私は乳酸菌の仕事を通して、微生物(ウイルス・細菌)と人との関わりを以前から学び、その共生関係の話を何度か3B通信で取り上げています。コロナウイルスによるパンデミックに遭遇し、今まさに微生物との共存を肌で実感し、その知恵を活かす時代が来たと感じます。感染症を学び、コロナと共に生きる為の確かな知識を持ち、安全安心の中で暮らしましょう。



●地球における生命体、細菌と人間の戦い・・・・感染症

 地球誕生は46億年前で、地球上に細胞、ウイルス(細菌の1/50の大きさ)が誕生したのは38億年前、彼等は地球上のあらゆる所に存在。20万年に現生人類が誕生しました。人間誕生の遥か前に誕生した目に見えない細菌・ウイルスの一部が病原菌として人類の脅威となりました。

何万年の間、人間が出会って戦って来た感染症の多くは初期人類がアフリカを出て、世界各地で集団生活を始めた時期に端を発していると言われています。人類進化史のその大部分において、生き延びても20歳から30歳位まで、生存年数を平均すればもっと低いとも言われています。


●感染症撲滅の歴史

1670年、オランダのレーウィン・フックの顕微鏡発明により、歴史上初めて細菌の存在を知りました。それから、200年後1870年、パスツール、コッホにより「病気の原因は細菌による。」が発見され、19~20世紀一挙に病原菌の研究が進み、炭疽菌・狂犬病ジフテリア、百日咳、破傷風ワクチンの開発と進みました。特に1928年、アレキサンダーフレミングのペニシリン発見は抗生物質開発に発展し、人類はほぼ細菌による感染症を制圧し、飛躍的に寿命が延びました。20世紀は人類が感染症に勝利した時代です。

※近年は抗生物質使い過ぎによる抗生物質の効かない薬剤耐性菌が出現。新たな問題発生。


ウイルスによる感染症について

地球上に現在何万種類のウイルスが存在。

人間に感染するウイルスは220種類。200種類が軽い症状のみ

“鼻水・鼻づまり・咳・くしゃみ・喉の痛み・頭痛・軽い筋肉痛・微熱ets”風邪と言う病気は単独で起こるのではなく、200のウイルスによって引き起こされる症状の総称を言う。


20種類のウイルスが危険な存在

インフルエンザ(A.B.C.E)、ヘルペス、ノロウイルス、ロタウイルス、風疹、

はしか、ヒトパピローマウイルス、狂犬病、エイズ、天然痘、エボラウイルス、ジカ熱、

SARS、MERS、新型コロナウイルスなど

1960年代から新しいコロナウイルスが出現するようになり、一時は収まった感染症ですが再び脅威となってきました。公衆衛生に努力してもウイルスとの戦いは終わりがないでしょう。


ウイルスに効く薬は基本的にはありません。

自分では増殖出来ないウイルスは人間の細胞の中に入り、細胞のたんぱく質を横取りして、増殖をします。その為、ウイルスを攻撃する薬が出来たとしても、ウイルスを殺すと同時に人間の細胞をも攻撃する事になってしまいます。ウイルスそのものを殺す薬は基本的には出来ません。


●ウイルスから身を守る為に人間の白血球は免疫の司令塔として3つの方法を発動します。

1)ミエロイド系細胞(マクロファージ・好中球・樹状細胞)⇒病原体を食べる。

2)Bリンパ球⇒抗体を作る。

3)キラーTリンパ球⇒感染した細胞を殺す。

これらの免疫細胞が連携してウイルスから身体を守ってくれます。


●免疫細胞の70%が腸管に存在する。

地球初の生命体である細菌は長い進化の過程で常に自分の棲みやすい所を求めて移動し、地球上の住み心地の良い所を見つけては定住してきました。特に、人の腸内は一定の温度環境、餌となるモノが安定供給されるなど好条件が揃う為、細菌にとって最高の定住場所となり、総数100兆個、総重量1キロになる膨大な数の細菌が棲むことになり、共存共栄の関係を結んだのです。それが腸内細菌です。また、腸は外界と内界の接する場で外部から侵入する病原菌やウイルスを排除する最前線、最後の砦と言う性格上、病原菌やウイルスから守ってくれる免疫細胞の70%が腸管にあります。腸内細菌の中の有用菌・乳酸菌がしっかり優位に存在すると免疫細胞が元気に働き、より高い免疫力を保持する仕組みになっています。38億年前に誕生したウイルスと細胞は長い進化の過程で感染症に関して脅威となりながらも一方では腸内細菌と言う共存共栄の素晴らしい存在を伝えてくれていたのです。改めて生命の仕組み・不思議さに感心します。


●新型コロナウイルスと共に生きる難しさ

新型コロナウイルスは今までの感染症と違う難しさがあります。

1)感染し発症するまでの潜伏期間が長い。

2)感染をしても多くの人が軽症。

⇒1)2)の結果、多くの人に感染を広げてしまう。

症状の度合い・回復ペースは免疫力で違う。自身の免疫力により自然に回復し、抗体を作る。

3) 免疫力の無い人(高齢者、既応症がある人)に感染し、ウイルス増殖を許すと肺や血管に直接ウイルスが侵入。肺は肺炎、血管は血栓症、血栓症が全身に及ぶと敗血症などあっと言う間に重症・重篤化する。回復しても従来に無い血栓の後遺症などが残る可能性がある。


●新型コロナウイルスと共に生きる知恵・・・腸内環境を活性化し、免疫力アップ!!

新型コロナウイルスは今後インフルエンザや風邪の様な形で社会に残って行くと思われます。ワクチンやウイルスの力をそぐ薬が開発されなければ、”感染からの回復の鍵は免疫力のみ“です。緊急事態宣言で感染者の減少は実現していますが、収束はなお難しく、冬に向けて第2波が訪れることは必須です。厄介な性格の新型コロナウイルスはインフルエンザより対応が難しいのではと想像します。その度に緊急事態宣言が出されて、人の動きを止めていたら経済は持たないと思います。コロナから自分を、他者を、そして、経済社会を守る為には腸内環境を整えて免疫力のしっかりした身体作りをすることが一番大切なコロナ対策と私は考えます。特に重症化しやすいと言われる高齢者や既応症のある人には重症化を回避する為に、積極的に腸内環境を整えることでコロナに負けない身体作りをお薦めします。


免疫力アップ食品として、味噌や納豆など発酵食品が注目されていますが、生酵素・生酵母などの発酵素材と1兆個の乳酸菌が含有する乳酸菌加工食品Belcolonを利用しての腸内ケアは一般の食品では実現出来ない、より確実な免疫力アップを可能にします。1988年から現在まで風邪、インフルエンザ、ノロウイルス、ヘルペス。様々なウイルスの病気でこの乳酸菌食品の力は何度も体験済み。新型コロナウイルスは同じ仲間のウイルス。これらの病気と同じ様に、コロナに対応すれば大過なし。第2波が予測される冬、単なる風邪かコロナか区別出来なくても大丈夫。喉が変。身体がだるいなどの症状が発生した時に、症状が解決するまでベルコロンのしっかり摂取。上手に利用して確実な免疫力アップ。健康な身体で安心・安全な日々を過ごしましょう。

閲覧数:8回0件のコメント

Comments


bottom of page